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ジャングルのパワーが宿るカメ亀かめ

 


 



 


 


エル レマテで、初めて出来たお友達、


 


ラちゃん家族。


 


宿代はもう払えないし、


 


手ごろな貸家も見つからなかった


 


 


うちらを家の納屋にビニールをはって、


 


 


部屋として


 


下宿させてくれることになった。


 


 


すっかり家族同然で


 


 


同じ釜の飯を食べました。


 


 


彼女達一家


 


 


(正確に言うとだんな以外の


 


 


オンナドモ5人)


 


 


が注文が入ったり、


 


 


セマナサンタやなんかで、


 


 


 


村に観光客がどっと来るまえに、


 


作っている木工細工。


 


 


ここ、TIKAL付近のジャングルに


 


 


生息するセルコテといわれる、


 


 


特徴のある黒くてかーるい木を


 


 


つかってかめやら鳥やらハナグマ、


 


アルマジロ、


 


カヌー、、、、


 


など、ジャングルにすむ


 


いろんな動物を作って


 


 


売ったりしている。


 


 


キーホルダー、ピアス、


 


 


置物なんかにして。


 


 


まあ、ここエルレマテの 


 


 


名物 木工細工 です。


作業、工程は、


 


 


なかなか気の遠くなる作業で私の性格


 


 


からするとちょっとむりっす。


 


 


ある日、


 


 


セマナサンタ前のお土産屋の注文で


 


 


大量に1週間の納期で


 


 


何百個も作らなくてはならなかった時、


 


シラのママ、


 


シラの兄弟たち、


 


いとこまできて、


 


みんな総出で寝る間も惜しんで


 


 


食べる間も惜しんで


 


ひたすらやすりで磨いているので


 


 


「私も一個やすりかけるよ」と


 


軽率に賜ってしまった。


 


 


でも結果的にはこんな経験も


 


あんまり出来ない。


 


だからこう、いま、


 


 


ドンだけ大変だったヵ書いてることも


 


出来るんだけど、、


 


 


まず、木、


 


 


基本的にはハリケンなどで倒れた木


 


 


(でもまだどっかの血管は通ってて


 


 


木目は生きてるようなの)


 


 


を拾ってきたり、


 


 


土地の木の持ち主が


 


 


余り木をいくらかで売って


 


それを使う。


 


 


そんな生きたままの木を水につけ保管しておく。


 


 


水はただじゃない。


 


 


水を入れるかめも1個しかない。


 


 


だから普段生活用水を入れるかめにそ


 


 


の丸太を漬け込んどく。


 


 


だから、顔を洗ったり、


 


 


お皿を洗うのは


 


 


その木をつけている水


 


 


いつもどうりかめから汲んで使う。


 


シラは


 


オズビンのめんどう(末っ子2歳)や


 


 


ご飯作りもあるので


 


 


かかりっきりには出来ないので


 


 


長女のノエミ15歳が


 


 


この仕事の監督となる。


 


 


すでに7歳の時からやってるから


 


 


もう、いっぱしの職人さん・


 


 


しかも彼女の仕事は迅速、


 


カツ丁寧。


 


彼女の中学校の学費はこの、


 


木工細工の収益、


 


登校前の毎朝4時間を利用した


 


 


お手伝いさん、


 


 


そして学校で1番の成績をキープし、


 


 


 


毎年、賞金を勝ち取って


 


 


タイプライターを買ってさらに


 


勉強をしている。


 


 


長女であり、


 


そんな頑張り屋の


 


努力家のしっかり者の


 


彼女からしたら、


 


私なぞは、母親と年が近いらしいが


 


 


そうはみえない、


 


 


いまひとつたよりなさげな、


 


でも自分の妹の一人


 


 


みたいなもんだから、


 


 


なんでもいえちゃうのでしょう・


 


 


余計な遠慮なしに


 


 


「はい、ここね、もっとやすりかけて、


 


 


今度はこれ。」


 


 


 


もうかれこれ4時間、


 


 


 


甲羅を磨いて、


 


 


私的には完璧でも、


 


 


彼女の目では、まだ、甘い。


 


 


磨きが甘い。 


 


 


「今度はドウでしょ_?」 


 


 


 


 


たずねてみると


 


 


 


「うん、良く磨けてるね。


 


 


今度はこの首から


 


 


頭にかけてみがいてみよっか。」


 


 


え???って、わたし、


 


 


たった今までそれを3じかん


 


 


みがいてたんすけど、まだ甘かった?


 


 


うん、彼女の磨いたかめの滑らかさ


 


 


といったらすごい。


 


てゅううううるん、とする。


 


かめの、この甲羅のふち、


 


ここがもっとなめらかにならないと、、、


 


 


 


 


などとおもってたら、


 


 


私がまだ1個も仕上げてない


 


 


というのに、


 


もう2個目も


 


完成にちかづいてるみたいだ。


 


 


やすりペーパーの番号が


 


 


だんだんこまかいのになっていくから。


 


 


わたしはまだ、


 


2枚目の種類のやすり。


 


まあ、はじめての磨きですから、


 


 


こんなもんだろうけど。


 


 


でもみがいてくうちに、


 


なんだか、この、


 


 


手作りだからこそのこの、


 


 


丸み感、なめらかさ、、、


 


 


木のぬくもり。


 


 


木って、磨くと


 


こんなにきれいな模様が


 


 


うきでてくる。


 


 


ついでに


 


自分の心も磨かれていく気もしたり、


 


この淡々とした


 


気の長い作業が、


 


何か、一心不乱に、こう、


 


 


没頭できるのはある意味、


 


旅です。


 


 


瞑想、


 


 


ある意味離脱間ある、、、、。


 


 


しゅぎょう?


 


そう、一種の修行です。


 


 


ノエミ先生より、


 


合格


 


 


の言葉をいただけるまで


 


 


かれこれ8時間経過してたかな、?


 


 


「次はこのニスを塗るよ。」って、


 


 


手でにすぬるの、、、。


 


 


ちょっとやだなあ。。って、


 


 


あいまいにトイレに行ったり、


 


 


 


 


ご飯の準備何手をしていたら


 


ちょうど、


 


 


私の作業より12時間後、


 


 


見覚えのある亀がつややかに輝き、


 


色がゴージャスになっている。


 


 


別ガメ???


 


だよね?


 


でも、念のため、まさかと思うが、


 


念のため。、。


 


 


「なんか、すごくかわったけど、


 


これ、私が


 


やすりかけてたカメ?」


 


 


「そうだよ、


 


もうニス3回かけて布で拭いたから、


 


完成だよ。」


 


 


え、これ、そうだったんだ。


 


ノエミに


 


一番楽しい仕上げを


 


やられちゃったけど


 


 


(って、私がニスさわりたくないから


 


にげてたんですけど・)


 


 


すっばらしい。


 


この変わりよう。つるつる、すうべすべ。


こうして


 


この地道で気の長くなる


 


 


やすり磨きのたびの修行は


 


一件落着。


 


 


「じゃあ、これ、


 


この私が頑張って磨いたかめも、、、


 


 


売っちゃうんだよね。」


 


 


「うん、大手のお土産屋


納品するんだよ。


あしたもっていくわ。」


 


 


私の手のひらになじむようになった


 


カメさんはうられてしまう。。。
 

この一日がかりでこんなに愛着も


 


出てきたかわいい木工カメ私作を
 

 


 でも、これは生活の糧、

みんなの学費、食費、、、
 

 


として作ったもの。


 


さらにこれは手伝いで作ったもの、


 


私のものじゃない。


 

とりあえづデジカメで、


ビデオや写真を撮った。


 

明日になればお別れ、つらい。


 


 


撮影が終わると、


 


カメを売るものをストックしている袋に


 


入れ、
 

私は寝ました。


 


 


翌朝ノエミは


 


私が起きるもっと前に


 


TIKAL近くの大手お土産屋に


 


納品に出かけていったみたいだった。


 


 


12時チョいまえ、


 


彼女が大きな袋を提げてもどってきた。


 


 「ひどいのよ、あのマダム、


 


この大きさは


 


中途半端にでかいって


 


買ってくんなかったの。


 


だから収入は予定の半分よ、。


 


まったく。。。」


 


 


あ、わたしのかめも、


 


戻ってきた・ 


 


 


「じゃあ、このカメ、売ってよ。」
 

 


危険な思いして


ジャングルに拾いに行った木で

(もしくは、買ったり)


 何日も水につけて、


 木を切って、削って形を出してって、


やすりを念入りにかけて

 

布で拭いて


 


ニスを塗ってを繰り返し

 

最後にクリームを塗って


 


手間隙編みこんだこのカメを


 

私はあんまり安く売るのは


考えモンだ、と、

 

自分で作って身にしみて感じた。


 


 


そんなに安く売るためなら


 


 


作ってる方が大損害だとも思う。


 


 


でもそうしないと

 

暮らしていけない。


 

そしてそれがこの村の産業。


 だからこの作品の価値が


 どうのこうの。。。


 


そんなことも


あんまり考えてない人が多い。


 


それがここの現実。

 

損得勘定あんまりなしで、

やっぱり、だからか?

 

ぎりぎりな生活。
 


 

 


でも、そういう人を付け狙って


 


一部だけがもうかればいいって

いう仕組み、

 

自然と時間を激安で切り売りさせる

ふうにもってく手口?


CAPITALISMO(資本主義)のシステムが

、というか、

 

搾取なシステム、が、

 

納得イカネエっす!!!


 


 


 


 


どうしてそう、


 


ピラミッド形式の人類を


 


きずきたがるんだ?


 


 


ピラミッド近くでゆうのもなんですが。。


 


 


2012年。12月。


 


そんなマヤの地、このTIKAL、ペテン。


 


エルレマテ 、か


 


どこかは分からないけど、


 


どっかでなにかどかんと


 


 


そんな資本主義の価値観が

 

ぶっ壊れますように☆

 

 


 

 


 

 


 

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